「スタッフさんとの関係って、少し不自然な関係だと思うんですよ・・」
20代の利用者さんにそう言われて、少し驚きましたが
「どういう事かな…あっ、あの事かな」・・とも思いながら尋ねてみました。
ソース堺東 千種です。
不自然な関係!?
「不自然な・・ってどういう意味ですか?」
「だって、友達でも親でもないのに、自分のすごく大事なことや秘密とかも話すわけじゃないですか。なんか不自然だと思いませんか?」
「なるほど・・〇〇さんの日常のなかにはない人間関係ですよね。その相手に自分の大事な話をする、というのは確かに不自然な関係かもしれないですね。日常の中の人間関係の中で、〇〇さんが話したい事、大事な事を話せれば、それはそれでいいのかもしれないけど・・どうですか?」
「日常の中の関係だと、かえって話せない事もありますよね・・親に言ったらこう言われるだろう、友達にこういうこと言ったら負担かな、どう思われるかな、とか色々考えてしまいます。」
「そうですよね。日常のなかの関係だと、かえって話せない事もありますよね。そういう時に、不自然かもしれないけど、スタッフとの関係のなかだったら利害関係もないし、話せるという事もあるのでは?」
「〇〇さんとスタッフの関係って、一種の契約関係ですよね。だから一般就労をして、一定期間定着していただくという目標を達成したら、その関係は終了する、そう考えるとどうですか?」
「そう考えると、そういう関係も悪くないかも・・どう思われるか、とか色々気にせずに話せるかも」
(うんうん…そうですね)
ソースにおいては、利用者さんとスタッフは
「共通の目標に向かって、協働で問題解決をしていくチーム」という考え方を取っています。
協働で個別支援計画を立てて、定期的なモニタリングで、出来たこと、出来なかった事の振り返りを行い、次の目標を立てていく。
そして、最終の目標(一般就労する)を達成し就職されれば、その後、職場に長く定着することを目的として、定着支援という新たな段階に入ります。そして定着支援が終了すれば、そのチームは解散します。
その後は、利用者さんが「一人でも今後起きうる課題に対して対処できるようになること」を目指します。
新たな旅たちを見送る形で「さようなら」する関係(・・少し寂しいような気もしますが・・)
でも、誰にも話せないような「大事なこと」を話す関係、非常に強い信頼関係だと言えると思います。
だからこそ、我々スタッフは、
中立性、客観性を担保し、
予断や偏見を持たず、支援にあたらなければなりません。
多重関係の禁止という言葉に置き換えることもできます。
この不自然だけど何でも話せる関係のなかで一緒に考えていきませんか?
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