自立支援医療とは
日本の国民で一生の間にうつ病、不安症など何らかの精神疾患にかかる人の割合は18%、また、心の病気で通院や入院をする人は、年間400万人を超えるそうです。精神疾患は誰にでも起こりうる病気で、一度発病すれば治療には長期の時間を要する場合も多々あります。
そういった場合に気になるのが、通院、服薬にかかる費用。あせらずゆっくり治療に集中したいのに、お金の問題が気になってしまって、日々の生活にも不安を覚える、という状況では、病気が長引いてしまいそうです。無理に仕事について、せっかく快方に向かっていた病気が再発、悪化してしまう、なんてことも考えられます。
精神疾患の治療で、継続的に通院が必要な場合において、都道府県や指定都市が実施している、「自立支援医療」という制度を利用することができます。この制度を利用すれば、医療費の負担を大幅に軽減することが可能です。
自立支援医療でどのくらい医療費が安くなるの?
公的医療保険による医療費の自己負担額は通常3割ですが、自立支援医療を利用している人であれば、負担額が1割になります。通常1000円で処方されている薬が、約300円程度で手に入る、ということになりますので、長期間にわたって薬を飲み続けるばあい、医療費が大幅に軽減されることとなります。また、世帯所得や治療の内容によって、負担額の上限が定められる場合もあります。
自立支援医療の申請方法
自立支援医療の申請については、お住いの自治体の障害福祉課や、それに準じる窓口へ相談してみてください。申請書(支給認定申請書)の記入方法や、世帯所得が確認できる書類や健康保険証、マイナンバーが分かるものなどの申請に必要なものも教えてくれるはずです。
さらに、自分がかかっている病院の主治医に、自立支援医療を使用したいという旨を申し出てください。申請用の診断書などを発行してくれるかと思います。
申請が通って、自立支援医療を受けられるまでには少し時間がかかりますが、申請中に病院に行った際は、医療費の明細を保管しておくようにします。無事に自立支援医療を利用できるようになれば、申請中に3割負担で払っていた医療費を払い戻ししてくれる場合があります。
就労移行支援事業所の利用中にも自立支援医療を受けましょう
就労移行支援事業所を利用されている方のなかにも、治療と並行しながら就職訓練を受けている方がたくさんいらっしゃいます。治療も就職訓練も、あせらずじっくりと進めることが大事。いままで自立支援医療についてご存じなかった方、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
(文:ソース堺東 岩﨑友寛)
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